i-018
「三流建築を激安で買うよりも、一流建築を安く買っていただくために」 それが比金工務店の企業理念です
「限られた予算を何に配分し、そして何には配分しないのか」
手抜きや偽装のない価値あるものに優先順位をつけてプロフェッショナルなコスト配分をする
それが本物のコストダウンでありコストパフォーマンスなのです

 

間違いだらけのコストダウン
バブル崩壊後の経済低迷環境の中で、世の中はコストダウン一辺倒となりました。なぜなら、企業が顧客ニーズを低価格のみと読み違えたからに他なりません。中でも人の生命に直接関係するような製品・サービスにおいてさえ危険な読み違いが続いています。
・ 航空会社は、安全と引き換えのコストダウンを追及し、事故を多発させました。
・ 鉄道会社は、安全と引き換えの無理な運行サービスを追及し、たくさんの人命を奪いました。
・ 自動車会社は、安全と引き換えのリコール隠しで人命を無視しました。
・ 食品会社やスーパーでは、安全と引き換えのコストダウンにより、偽装表示・消費期限切れ食材の使用・販売を行いました。
・ ディベロッパー・ゼネコンでは、安全と引き換えのコストダウンにより、手抜き工事が頻発しています。
・ そして、今回、コストダウンと称した耐震強度偽装事件により、たくさんの消費者が財産を失い、ローンだけが残りました。

消費者は同じものならより安いほうを購買するのは当然です。しかし、安いけど生命の危険がある飛行機や電車に乗るでしょうか?安いけどBSEの可能性がある牛肉を買うでしょうか?安いけど震度5で倒壊するマンションや戸建住宅を買うでしょうか?知っていれば買うはずがありません。しかし、実際にはたくさんの消費者が知らずに購買し、被害にあってしまったのも現実です。市場競争原理が蔓延すれば、当然、低価格という消費者ニーズを製品開発・販売の中枢に据える企業がたくさん現れます。なぜなら、低価格には製品説明がいらないからです。「安い」というただ一点でたくさんの消費者が振り向いてくれるからです。

忘れ去られた大震災
阪神大震災で大きな被害を受けた神戸市でさえ、耐震性を高めた第2等級(地震力を1.25倍にして構造計算をするもので、更に地震力を1.5倍にする第3等級もある)で申請された分譲マンションが3年前は200物件近くあったものが、2年前には100物件を割り、昨年は0件となったそうです。マンション開発をするディベロッパーは、「耐震性を高めて商品開発をしても、消費者が振り向いてくれない。それよりは低価格のほうが消費者をひきつけることができるから」とコメントしています。耐震性を高め、それによるコストアップの価値を説明し購買にまで結びつけることは大変な労力を必要とします。それなら、消費者を簡単にひきつけることができる低価格を前面に出して商品開発をし、手っ取り早く販売するほうを選択する企業がほとんどなのです。
(参考レポート 
阪神大震災の悲劇

繰り返される悲劇は天災ではなく人災
比金工務店では、11年前の阪神大震災の被害を徹底的に研究し、常に高い耐震性の価値をお客様に御説明し、御理解をいただいてまいりました。今回の耐震強度偽装事件で問題となっている0.3や0.5と言われている倒壊安全率(ほとんどの建物は建築基準法ぎりぎりの1.0)は、比金工務店のこれまでの建築で鉄骨造・鉄筋コンクリート造建築39物件の平均で2.0を上回っています。お客様に第3等級(地震力を1.5倍にして構造解析をする)をお勧めし、完成してしまった後ではどうにもならない構造体にお金を使っていただき、コストダウンは、200万円のシステムキッチンを150万円のものに変更していただいてコストダウンをする。システムキッチンはいつでも取り替えられるのですから。それでも「そんなに大きな地震は生きているうちにくるかどうかわからないよ」「大きな地震がきたらどうせみんな壊れるんだから別にそんなに強いものは造らなくていいよ」・・・。これまでたくさんの方とお話をさせていただいてまいりましたが、このような発言の方が80%を超えているのも現実です。今回の偽装事件では、地震がきたわけでもないのに財産を失ってしまったのです。資産はそれを裏付ける信用がなければ、その価値はゼロになってしまうのです。これまで比金工務店が造らせていただいた建築は、お客様が我々の御提案を御理解くださって、構造体にコストをかけさせていただけたから実現できたのです。本物のコストダウンとは、手抜きや偽装のない価値あるものに優先順位をつけて、コスト配分をすることなのです。玄関の大理石・テレビ付きお風呂・外国製のシステムキッチンにお金をかけて、鉄筋は半分しか入っていなかったというのでは資産価値はゼロになってしまいます。限られた予算を何に配分するか、そして何には配分しないか、それを抜きにしたコストダウンは悲惨な結果を生み出すことになるのです。耐震強度偽装問題は欠陥が計算書で証明できますが、計算書に偽装がなくても、現場で手抜きをされている建物は、その危険性が全くわからないのです。そして構造計算書の偽装などとは比較にならないぐらいの数の致命的な施工上の手抜き・欠陥建築が無数に存在していると言われているのです。
(参考レポート 
手抜き工事発生のメカニズム

だから、
「三流建築を激安で買うよりも、一流建築を安く買っていただくために」
それが比金工務店の企業理念なのです

デザイン・品質・安全性だけ追求しても、経済性が伴っていなければ、プロジェクトとしては失敗です。
また、経済性だけを追求して、デザイン・品質・安全性が置き去りになっていては、資産価値はありません。
「デザイン・品質・安全性×経済性=資産価値」
これが比金工務店がプロジェクトを企画・遂行させていただく際の基本方程式です。

耐震強度偽装事件の復習
※ このあと、考察はまだ続きます。現在執筆中ですので、しばらくお待ちください。
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